50歳半ばで初孫が生まれ自分の事を
孫になんて呼ばれようかと長女と考え
ニュージーランドではおばあちゃんの
ことを「ネナ」と呼ぶことをヒントに
「なおこ」からナーナと決めました
それ以来ずーっと　ナーナ
　　　　　　　ナーナこと大城侃子

大城さんの人形から楽しそうな声が
聞こえる。遠くに歌声が響いている。
お父様に抱かれた子供は
皮膚感覚と重さを備え、キャッキャッ
と笑い声をあげ、青空と一体になって
エネルギーにあふれている。
大城さんの人形は一体一体が
それぞれに物語を持っている、
確かな名前を持っている、
ほかの誰でもない、一人一人の大切
なあなた。その一人一人のふとした
瞬間の今を、愛のまなざしで切り
取って、人の形の中に作り上げている。
生まれてくる人形たちは伸びのびと
色彩豊かで清らかだ。
暖かい大きな輪の中で、人々を抱き
しめ、人に囲まれて、
軽やかに生きているからこそ、
生まれてくる人形なのではないかと、
いつも思っている。
　　　　　人形作家　川本哲子


2022年5月ホームページ作成のための
撮影に伺い、初めて大城侃子さんの
人形を見た時にその迫力と雰囲気に
圧倒されました。
そして生きているかのような伊吹さえ
感じ、大城侃子さんのセンスと技術の
高さにただただ驚きました。
100体ほどの人形は侃子さんの家族や
友人、クリスチャンである彼女の教会
仲間達などまわりの人々を具現化した
小宇宙。
その多くの人形に囲まれていると現実
から離れ過去のメモリーへとタイムス
リップしてゆく魔法の世界を肌で感じ
ます。
ホームページで表現しきれない重みが
ありますが少しでも片鱗を感じて頂け
れば幸いです。
2020年に（株）清水工房より
「Nana�Uー大城侃子」が松島義行氏の
撮影により発刊され見事表現されて
います。
ホームページ、写真撮影者　鈴木　穂